映画 ペンタゴン・ペーパーズ

この映画のスティーヴン・スピールバーグ監督は、原題はThe Postというペンタゴン・ペイパーについての本を読み、すぐ映画化しようと決心したそうです。確かに、トランプ政権下、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストを始め、アメリカのジャーナリズムは、合衆国憲法修正第1条で保証された表現の自由に基づき、政府にではなく、国民に奉仕するものという覚悟で、トランプ政権とその政策を批判しています。監督も言うように、アメリカだけでなく、我が国の現状を見ても、歴史は繰り返すとい感じ方があたっていると思います。

このペーパーがニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストにより暴露されたのは、1971年のことで、私は当時ニューヨークに駐在していました。赴任したのは、1970年2月で、その頃、円が切り上がったニクソン・ショックがあり、ベトナム戦争の一方で、五番街をウーマン・リブの女性たちがパレードするのを見ましたが、それがどう言う意味があるのかも、わかってませんでした。何しろ、英語は読んでも聞いても理解できなかったのですから。ウオーターゲイト事件の頃には、ある程度世の中の情勢がわかりだしていましたが、このペンタゴン・ペイパーのことは、恥ずかしいことですが、何も知らなかったのです。外国人だから、蚊帳の外で、しょうがないと言えばしょうがないのですが、ほとんど半世紀も経って知ると言うのは、なんとも情けない話です。